新人の味方!メンター制度について

新入社員が入社すると、人事担当は気になります。仕事を覚える云々よりも、「会社の雰囲気に馴染めるか」また「人間関係で悩みを持たないか」という点で特に気を揉みます。なぜなら、上記の2点が理由で退職する新人が多いためです。

新入社員は所属する部署の先輩や上司に、仕事の悩みを相談しにくいこともあるようなので、多くの場合は新入社員同士で悩みを相談し合うケースが少なくありません。しかし、相談する側はモチベーションが下がっているため、それが愚痴になり、相談相手の同僚もそのネガティブさが伝染することもあるようです。しかし、このままの状態を放置していると会社にはいい影響を与えません。そのため、新入社員が悩みを抱えた時に相談相手になってくれる人をメンターとして配置しておくことが重要になります。

メンターとは、多くの場合は相談者が所属している部署の先輩か、仕事上で関わりを持つ人がなることが多いようです。しかも、年長者だと新入社員は気を使って言いたいことを言えなくなるので、年の近い先輩をメンターにして相談しやすい環境を整えます。

そして、メンターに選ばれた人は、自分で解決できることにはアドバイスを送りますが、そうでない場合は、相談者には知られないように上司や人事担当者と連絡を取り合い対策を練ります。メンターとは、仕事上のお手本であるとともに、新入社員が悩みを一人で抱え込まないための環境づくり一つの方法でもあるのです。